フーテン・瘋癲(ふうてん)の意味・関連語を解説。

フーテン

Fûten

フーテンとは、仕事も学業もせず、ぶらぶらしている人のこと。

【年代】 1967年   【種類】 -

 

『フーテン』の解説

フーテンとはもともと瘋癲と書き、精神状態が異常なこと及び、そういった人をさした。ここから1967年の夏、新宿東口に集まる長髪にラッパズボン、(妙なデザインの)サングラスといった格好をし、定職にも就かず、ブラブラしている無気力な若者集団をフーテン族と呼ぶようになる。瘋癲がカタカナ表記されたフーテンはこうしてアメリカのヒッピーに近いイメージで使われた。1968年には「フーテンの寅さん」で馴染みの「男はつらいよ」がTVドラマでスタート(翌1969年には映画上映)。ただし、車寅次郎には的屋という定職がある。さらに正月・盆の稼ぎ時をむかえ、的屋業に戻るため、旅立つシーンで毎回映画は終わる。実はフーテンと呼ばれるような無職でもなければ、ぶらぶらしてばかりの無気力な人でもなかったりする。

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