赤テープ(あかてーぷ)の意味・関連語を解説。アカテ-プ

赤テープ

Aka Têpu

赤テープとは、不良が意思表示のため、鞄の取っ手に巻いたテープのこと。

【年代】 1981年   【種類】 不良・ヤクザ用語

 

『赤テープ』の解説

赤テープとは1970年代後半から1980年代の不良の間で「ケンカ売ります」という意思表示のため、学生カバンの取っ手に巻かれた赤いテープのことである。これは赤テープの色が攻撃的なこと、また信号で赤は「止まれ」にあたることから「ケンカを売られたくなければ来るな(止まれ)」という意味で使われた。ちなみに逆の「ケンカ買います(=喧嘩上等)」という意思表示には白テープ、信号の「止まれ」に対して「進め(=ケンカ買うから売りたいなら進んで(突っ込んで)来いの意)」で青テープが使われた。ただし、エリアによっては赤テープが「ケンカ買います」で白テープが「ケンカ売ります」であったり、白テープは白旗同様「降参(ケンカしません)」の意思表示であったりと、エリアによって意味や色が異なる(上記以外の色が使用されるエリアもあり)。
1981年にはロックバンド“横浜銀蠅”が『ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編) 』の歌詞中に赤テープという言葉を使ったことから、ツッパリや若者以外にも広く認知されたが、現在では赤テープを巻いて歩く不良自体が存在せず死語となっている。

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